ナカチカ

MC事業部 #116

ピンとくる仕掛け

2022.05.16#COLUMN

こんにちは、ハルです。

今回私が面白い!と思いご紹介したいのはビオフェルミン製薬が出した屋外広告です。
↓【渋谷】MAGNET by SHIBUYA109ウォールジャック

腸を整える大切さを伝える広告なのですが、「この広告の3倍の面積なんだよ。めっちゃでかいでしょ?そりゃ大切に決まってるよね」という、大きさからアプローチするド直球な内容です。
腸が長いとか、ヒダがあって表面積がめちゃくちゃ大きいとか、その内容自体は生物の授業で習ったので私も知っていました。よく「小腸はテニスコート1面分の面積」なんて言いますが、街のドでかい屋外広告を目の前にした人に向けてであれば「テニスコート」なんていう例の提示なんて不要。「これの3倍です」と言っちゃえば良いんですね。既に知っている情報であっても、目の前の具体物を以って言われると実感を伴って改めて驚いてしまいます。

屋外広告というものの特性を活かし、自分自身の一部でありながら、どうやっても見ることが出来ないために、日常の中で改めて存在自体を意識することが少ない“臓器”の大切さを再発見させる面白い仕掛けだなと感じ、紹介しました。
さらにこの広告、商品である「ビオフェルミン錠剤」の名前や画像は登場していません。しかし多くの人はこの広告の配色でビオフェルミン錠剤の広告だと理解できるのではないでしょうか。これは100年を超える歴史を持つビオフェルミン製薬だからできた手法ですね。自社の強味を理解し存分に発揮していますよね。
ちなみに、腸内菌の数は100兆個。これもよく聞く話ですがその合計重量は1.5kgにもなるそうです!!!腸内菌は○○個!!というのはよく見聞きしますがピンと来ず、「へー。」以外に何か感じたことはありませんでした。が、重さという新しい角度のアプローチによって「え、1.5Lのペットボトルと同じ重さってこと!?」と私にとっては新しい発見となりました。
↓ドラッグストアのPOP

分かりにくいことをいかに“ピンと”こさせるか、何を言うか、そして“どう”言うか、日々様々な角度から考えたいと思った事例でした。

ハル