身近な人の声に向き合う
暑さも少しはピークを過ぎたようですが、まだまだ暑い!
秋が待ち遠しい赤福です。
さて、今回はコロナ禍で注目されるサービスとしてニュースにも取り上げられている3密回避のシェアビジネス『akippa(あきっぱ)』についてです。
昨今いろんなシェアビジネスが普及していますが、『akippa』が行うのは「駐車場」のシェアです。
コロナの影響で混雑する公共交通機関を避けて、車での「通勤・通学」「買い物」「知人宅訪問」など、日常利用が増加傾向になっています。
akippaは、契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫、空き地、商業施設など空いているスペースに、ウェブ・アプリを使って15分単位でオンラインで予約して駐車できるサービスです。
ポイントは「予約制」で「通常より安く借りられる」駐車場だということ。
仕事や旅行での目的地で駐車場がみつからない、満車ばかりで困った方は多いのではないでしょうか。
また私も地方から東京に来た時の駐車料金の高さには驚きました。
「“なくてはならぬ”をつくる」をミッションとしているこの会社は
従業員全員で日常生活における困りごとについて書き出したところ、「車を停める場所がない」「時間貸しの料金が高い」「現地に着いてから満車だと知る」など、駐車場にまつわる悩みが多いことに気が付き、当時行っていた携帯電話や求人広告を販売するビジネスを事業転換し、このサービスをスタートさせたそうです。
さらに現在では新型コロナウイルスによる影響で、3密を回避できる「駐車場」というスペースを活用した野菜やお弁当の直売なども行っています。
日々の生活で当たり前のように感じている不満や困りごとからスタートさせ、コロナによる「移動」という問題も、新たに人と人との接点を作り出しながら解決・発展させるというはなかなか素敵なサービスだなと感じました。
それも身近な人や、利用者の声をしっかりと向き合うことによって生まれたアイデアだと思います。
「コロナで今時代はこうなっている」「人々の生活はこう変化している」と姿の見えない人々の声をメディア等で受け取る機会も多いですが、
日々変化が激しいこの状況下では、やはり身近な人の声に耳を傾けることを大事にしていきたいなと思います。
赤福