ナカチカ

MC事業部 #40

気になる言葉

2020.06.20#COLUMN

新型コロナによる自粛生活の最中、SNSで飛び交う情報の中で、度々ある方の言葉が目に留まります。

料理研究家の土井善晴さんに関する発言です。
ちなみに私が唯一持っているのが土井先生のレシピ本です。

話題になっていたのは土井先生の「お米の洗い方」について。YouTubeで公開されているお米の洗い方にまつわる動画でこのように語られています。
“水が完全に澄むところまで変えたほうが、お米としてはおいしくなります。
だけども、今の人たちが変えてはいけないというようなことをいうとすれば、お米の栄養価がなくなるということなんです。
まあでも今は別にお米から栄養とらんでもいいわけでしょ。
だからおいしくということであったら、水が完全に澄むところまで変えてもらったほうが、米の風味は活きてくるんだということですね。”
(土井善晴の和食アプリより引用)

かなりバッサリと切ったご意見で笑ってしまいました。
当然これは土井先生なりのご意見で、様々な反応がありましたが、「適当さ加減がちょうどいい」といった反応もあり、私もその一人でした。
情報があふれて今や何が正しいのか分からないことが多いですが、土井先生の言葉で「これでもいいんだ!」と思えました。
他にもSNS上では土井先生の料理への考え方や発言に、「救われた」「肩の荷が降りた」「私にもできそう」そんな反応が多く見られました。

毎日家族のためにご飯を作り、おいしいものを作らないと、栄養があるものを作らないと、きちんとしないと、という人たちにとって最近よく目にするような「料理をラクにする」という言葉だけでは、手抜きだと思い後ろめたさを感じてしまうかもしれません。

ただ「ラクにする」という結果だけを伝えるのではなく、先ずは「気楽になる」ような言葉で気持ちを動かす伝え方が重要で、求める結果が同じでも伝え方で受け止め方が全く変わってしまうと思うと、しっかりと相手に伝わる言葉を選ぶ必要があるなと改めて実感しました。

伝え方が一方通行にならず、人の気持ちを軸にしたプロモーションが考えられるようにこれからも精進していきます。

赤福