インスタント化する文化
コンビニに行くと次々と新商品が並ぶインスタント麺。
2019年の1年間だけで、発売されたのはおよそ1,000種類以上!
簡単で美味しい。日本で発明され、いまや世界に誇る食文化です。
そこでふと思ったのが日本ではあらゆる文化も色々とインスタント化、
つまり簡略化されているということ。
日本人は行事好きなので大晦日、お正月などの日本文化に限らず、クリスマスやバレンタインデーといった世界の文化を寛容に取り込み、独自の文化へと発展させています。
我が家も行事ごとが好きなので、そういった日には色々と用意して楽しんでいます。
ですが楽しみ方も簡略的。
1月7日は七草がゆをフリーズドライを利用して作り、先日の節分もやり方は気にせず、豆を適当にまき、恵方巻を方角もいい加減にお喋りしながら完食しました。
正直いったい何のためにやっているのかわかりませんが、行事自体を楽しんでいる状態です。
次の行事というと雛祭りですが、最近スーパーで目をつけたのがこれ!
チロルチョコさんの雛祭りパッケージです。
チョコレートの入った箱は、組み立てると立体的なひな壇に変身。チョコの包み紙にはお内裏様やお雛様が描かれ、箱で作ったひな壇にひな人形のように飾れます。
これでもかというほど簡易的。
今、このようにインスタントな楽しみ方をしている人は多いのだと思います。
我が家の場合も、これで十分楽しめそうです。
こいった文化に限らず、「若者の〇〇離れ」とよく言われていますが結局は楽しみ方が変化しているだけ。何もする必要はない、やる意味がないとかそんな極端な話ではなく、文化というのはいくら簡略化されようと強く根付いているのだと思います。
そこでいかにやってみたくなる遊びゴコロのある提案ができるのか、
ということが重要だと思います。
もしかしたら、新たな文化へと発展させることができるかもしれません。
赤福